こんにちは、yuzukiです。
新型コロナウイルスの収束はまだかまだかと思いながら、この記事を書いています。
令和3年度も終わり、今日から新しい年度を迎えます。
学校では、卒業式・終業式が終わり、バタバタと人事異動がありながら、気づいたらもう新入生が入学してくるなんてことがあるのかなと思います。
さて、このブログでもGIGAスクールのことについて記事を書いていますが、今回は、自分の学校(高等学校)がGIGAスクールで1人1台をすすめていくにはどうしたらよいか考えてみました。
準備段階(人)
校内のコンセンサス(合意)がまずは必要だと考えます。
ありがちなのが、ICTの得意な先生1人に責任や負担がかかってしまい、学校全体で動くことができなくなってしまうことです。
これから生徒たちは1人1台のパソコンをもって授業をします。それこそ今まで鉛筆と紙で作業していた課題などはすべてパソコンに置き換わろうとしています。
例えば、数学の授業だけが、そういった形になるのではなく、教科横断的に実施されるわけなので、一部の授業だけが使わないというわけにはいかなくなります。
大切なことは、先生方も変わろうとする意識を持ち、学校全体の底上げだと思います。
パソコンを使って上手に授業をする先生は、必ずいると思います。得意な先生はそれを強みに推進していけばいいと思います。
しかし、学校である以上、授業において極端に差が生じてしまうのはいかがなものかと思います。
そこで求められるのは平準化かと思います。
ICTを苦手としている先生は、まずは小さなところから少しずつステップアップをする。
ICTを得意としている先生は、先を突き進むことは一旦おいて、レベルを落として、学校全体の底上げに協力する。
そうすることで、学校全体で、ICTを使った授業の底上げを図ることができると考えます。
準備段階(物)
どういった端末を使うのかにも寄りますが、私はどういった生徒にどのような技術を身につけてほしいかを考えることがまず必要と思います。
今回のGIGAスクールで導入されている3OSから選ぶのが一般的かと思います。
OSごとの特徴は、以前の記事を御覧ください。
どのOSでも、生徒たちは、すぐに順応するのではないかと思います。
今後、AIの進化によってなくなる仕事というのが話題になりましたが、これから卒業する生徒たちが、自分で稼いだりするには、ICTのスキルは必須であると思います。
だからこそ、このGIGAスクールが国をあげて巨大な予算が付きました。
私は、物事を解決しようとする力が求められているのかと思います。
社会に出れは、さまざまな問題や課題に直面すると思います。数学のように答えが一意に定まるようなものであれば、いいのですが、決してそんなことは多くなく、何回も何回も思考を繰り返しようやく解決することもあるかと思います。
だからこそ、多面的に物事を捉えて、解決できる力が必要と思います。
準備段階(スキル)
明日から1人1台で授業してくださいといってできるものではないと思います。
まずは小さなことから始めることが大切かと思っています。
「やってみる」を心がけて始めることがいいと思います。
・職員会議の資料は打ち出すのではなく、Chromebookを使ってみる
・プロジェクタに資料を提示してみる
・Googleフォームでアンケートを集計してみる
大小あると思いますが、「やってみる」を職員がこころがけることでスキルがあがると思います。
準備段階(保護者)
先程の物の選定にも関わりますが、保護者に費用を負担するとなればその説明が絶対に必要になります。
GIGAスクールで公費で導入されている義務教育の学校とは異なり、費用を負担をするとなるとそれ相当の説明が必要です。
どこか学校徴収金の一部を精査して減額して、その分を端末購入費に当てるなどの工夫が必要かと思います。
今回は準備段階の内容を記載しました。
OSが決まったら次は物の調達に移るかと思います。
仕様書の作成
納期を確認しつつ、無理のないスケジュールが必要かと思います。
昨今、半導体不足の影響を受けて、パソコンの納品には時間がかかります。
一括で購入する量にもよりますが、契約から4ヶ月から半年程度の余裕をもったスケジュールが必要かと思います。
例えば、令和4年度入学生に対して来年1月からパソコンを使い始めてもらうためには以下のスケジュールになるかと思います。
時間があるようで実はなかったりします。
時期 | 内容 |
6月 | 仕様決定 |
7月 | 入札 |
8月 | 契約 |
11月 | 納品 |
12月 | 初期設定 |
令和5年1月 | 生徒に配布 |
前々から話をしているとおり
そう入っても令和4年度の入学生はすでに中学校で1人1台のパソコンを使っていた子どもたちです。
ものが用意できなくてもアカウントをまず配布して、自分のスマホでログインしてもらう
そういった方法も取れると思います。
まずは教員も生徒もアカウントやサービスを使いこなしていくのが近道かと思います。
もの(パソコン)がなくても、「やれることはたくさんある。」「まずは使ってみる。」この気持ちが大切かと思います。
この記事は順次更新していこうと思います。
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