子供にiPadなどタブレットを持たせるべき?

子育て

私にも、子供がいますが、これから大きくなったときに、タブレットってもたせた方がいいのでしょうか。この疑問って保護者の皆様なら思うところではないでしょうか。

私は、やはりタブレットに限らず、コンピュータやインターネットにふれる機会というのは今後増やしてあげたいと思っています。

それが、3歳なのか、6歳なのか、それとも13歳なのかは分かりませんが、ふれて成長してくれたらと思っています。

理由

学習指導要領の中でも記述がある

新学習指導要領の中でも情報活用能力を、言語能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」と位置付けています。

総則において、児童生徒の発達の段階を考慮し、言語能力、情報活用能力(情報モラルを含む。)等の学習の基盤となる資質・能力を育成する ため、各教科等の特性を生かし、教科等横断的な視点から教育課程の編成を図るものとすることを明記。【総則】

新学習指導要領のポイント(情報活用能力の育成・ICT活用)

最近では「プログラミング教育」という言葉をよく耳にします。

プログラミング教育の目的は大きく3つ

  • 「プログラミング的思考」を育むこと
  • プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることなどに気付くことができるようにするとともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題の解決したり、より良い社会を築いていこうとする態度などを育むこと
  • 各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、 各教科等での学びをより確実なものとすること

2020年度から小学校で全面実施されるプログラミング教育ですが、「プログラミング」という言葉ばかりが先行しており、目的が世の中に周知されていないのが残念だと思います。

小学生に対して、コードを書けるようにするのが目的ではなく、「プログラミング的思考」を身につけてもらうことが大切だと思います。 「プログラミング的思考」 って言葉も分かりづらいと言われたら、そのとおりですが・・・

物事を順序立てて考える力って僕は解釈してます。

参考: 新学習指導要領のポイント(情報活用能力の育成・ICT活用) http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/05/21/1416331_001.pdf

社会に出て、パソコンを使わない職業はない

今どきパソコンを使わない職業ってあるのでしょうか。

文書を書くときにはwordを使って、表を作るときはexcelを使って、仕事をするのではないでしょうか。10年度これらのソフトを使っているかは分かりませんし、word、excelに変わるより便利なものを使っているかもしれません。

でも、確実なのは、手書きに戻るということはないのかなと思います。

何より、生活が便利になる!

「使った方が、便利だよね!?」っていう感覚を養ってほしいからです。

時には地道に1つ1つ丁寧な作業を通して学ぶこともあると思います。

でも、段取りを考えて、プログラムを組めば、自動化することができたり、文字を読み上げるソフトを使えば、耳の聞こえない人にも自分の考えを伝えることができたり

困っていることを解決する手段がコンピュータにはあるということを学ぶことができると思います。

上述のプログラミング教育の目的と重なるかもしれませんが、コンピュータが問題を解決できるできるツールの一つであることを学べると思います。

影の部分も理解する。

人が便利だと思うものには、必ずそれを悪用するものがいる。(なにかのアニメで聞いたような)

情報モラル教育のなかで、自分ごとと捉えるという考え方があります。

子供に持たせた時に家族でルールをつくり、それを守らせることこそが大切なんだと思います。

東京都教育委員会の取り組み

東京都教育委員会は、児童・生徒が、いじめ等のトラブルや犯罪に巻き込まれないようにするとともに、学習への悪影響を防ぐため、次のとおり「SNS東京ルール」を策定しています。

[1]スマホやゲームの一日の合計利用時間、使わない時間帯・場所を決めよう。
[2]必ずフィルタリングを付け、パスワードを設定しよう。
[3]送信前には、誰が見るか、見た人がどのような気持ちになるか考えて読み返そう。
[4]個人情報を教えたり、知らない人と会ったり、自画撮り画像を送ったりしない。
[5]写真・動画を許可なく撮影・掲載したり、拡散させたりしない。

「SNS東京ルール」(平成31年4月改訂版)

凶悪事件も起きている。

平成29年10月に座間市で発生した事件は、 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用し、自殺願望を投稿するなどした被害者の心の叫びに付け込んで、言葉巧みに誘い出し殺害したという極めて卑劣な手口によるものでした。

このときは、 関係閣僚会議も開かれ、世の中に大きな影響を与えた事件だったと思います。

参考:座間市における事件の再発防止策について https://www.kantei.go.jp/jp/singi/zamashi_jiken/kettei/siryou2.pdf

綺麗事ばかりでは、済まされない事件も起きており、光と影の両方を理解することが必要なんだと思います。

所感

SNS東京ノートの作成に携わった塩田先生の講義を聴いたことがあるのですが、もはや、使わないという選択肢はないかと…だったら、上手に使えるようになりましょうと教えてあげるのが正しいのかなと思います。

新しいものを受け入れて、新しい世の中に順応していくことが求められていると思います。

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